男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間11日(現地10日)、シングルス2回戦が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク56位のD・ジュムホール(ボスニア)を6-1, 2-6, 6-3の熱戦の末にフルセットで破り2年ぶり3度目の初戦突破を果たした。試合後、アルカラスは「勝ててホッとしている」と語った。
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22歳で世界ランク2位のアルカラスは先月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で準優勝を飾ったのを最後に、回復のため大会には出場していなかった。
そのアルカラスがシンシナティ・オープンに出場するのは5年連続5度目。2023年には準優勝を飾っているが、昨年はG・モンフィス(フランス)に敗れ初戦敗退を喫した。今大会はシード勢が1回戦免除のためアルカラスは2回戦が初戦となった。
33歳のジュムホールとの顔合わせとなった2回戦、アルカラスは3度のブレークを奪いわずか28分で第1セットを先取するも、第2セットではセカンドサービス時にポイントを獲得することができずに2度のブレークを許してセットカウントは1-1となる。
そして迎えたファイナルセット、アルカラスは1度ブレークを許したが、自身は2度のブレークを果たし1時間41分で勝利。3回戦へ駒を進めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアルカラスのコメントが掲載されている。
「まるでジェットコースターのようだった。良い感覚になったり悪くなったり、また良くなったり…。最終的に勝てて嬉しいし、また次に向けて成長するチャンスを得られたことが何より。明日は自信を取り戻したい。今日は少し難しかった。ダミール(ジュムホール)は本当に賢いテニスをするので、集中と準備が必要だった。明日は休養日だから、自信を取り戻して次の試合でより良いプレーをしたい」
「ここでは素晴らしいテニスをするのが難しい。ボールがすごく飛ぶし、とても速い。1球ごとにいいポジションを取る必要があるけど、それが本当に難しいんだ。試合中、気持ちよくプレーできないポイントやゲームが必ずあるから、ポジティブな思考を持ち続けることが大事なんだ。だから勝ててホッとしているよ」
また、アルカラスは試合後すぐにコートへ戻って練習を行い、フルセットの熱戦を戦った疲れを感じさせない様子で早くも次戦への準備を進めていた。
3回戦でアルカラスは第26シードのT・フリークスポール(オランダ)と世界ランク72位のH・メジェドビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。
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