テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク38位の
M・ベレッティーニ(イタリア)を3-6, 6-3, 6-3, 6-3の逆転で破り、大会初のベスト8進出を果たした。この試合、アルカラスはポール回しを披露すると時速167キロ(104マイル)の強烈フォアハンドも放っている。
>>【動画】アルカラス 圧巻のポール回し&167キロの強烈フォア<<>>ジョコビッチ、アルカラスらウィンブルドン組合せ<<昨年のウィンブルドンでは16強に駒を進めている20歳のアルカラス。今大会は1回戦で世界ランク542位の
J・シャルディ(フランス)、2回戦で同84位の
A・ミュレール(フランス)、3回戦で第25シードの
N・ジャリー(チリ)を退けて16強入りを決めた。
この日の第1セット、アルカラスは第1ゲームで2度、第7ゲームで1度のブレークチャンスを掴むも活かせず。ベレッティーニに第8ゲームでブレークを許し、先行される。
それでも第2セット、13本のウイナーを決めアンフォーストエラーを3本に抑えたアルカラスは第2ゲーム、圧巻のポール回しを披露。その後、第4ゲームでブレークに成功すると安定したサービスゲームを見せセットカウント1-1に追いつく。
第3セット、第3ゲームで6度目のブレークチャンスをものにしたアルカラス。その後もブレークチャンスを掴むと第9ゲームでは時速167キロの強烈フォアハンドを叩きこみ2度目のブレークに成功。セットカウント2-1と逆転する。
勝負を決めたいアルカラスは第4セット、ファーストサービスが入ったときに94パーセントの高い確率でポイントを獲得。終盤となる第8ゲームで得た1度のブレークポイントをものにし、3時間5分で勝利した。
試合後の会見でアルカラスは「この素晴らしい試合で勝てて本当に本当にうれしい。ウィンブルドンで初めての準々決勝を戦うことができるしね。本当に興奮しているよ」とコメントした。
勝利したアルカラスは準々決勝で第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは4回戦で第21シードの3-6, 7-6 (8-6), 7-6 (7-4), 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
D・メドベージェフ、世界ランク43位の
C・ユーバンクス(アメリカ)が8強に駒を進めている。
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