男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は15日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク25位の
F・ティアフォー(アメリカ)が第12シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)を7-6 (7-3),4-6,7-6 (7-5)のフルセットで破り、2年連続4度目の初戦突破を果たした。
>>ナダル、メドベージェフらW&Sオープンの組合せ<<>>大坂、シフィオンテクらW&Sオープンの組合せ<<この試合の第1セット、ティアフォーはファーストサービスが入ったときに71パーセントの確率でポイントを獲得しベレッティーニに対しブレークを許すことなく終盤へ。タイブレークでは地元の声援を背に受け躍動し先行した。
第2セットでも互いにブレークを与えないプレーを披露していたものの、第5ゲームで両者を通じ初のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。迎えたファイナルセット、ともにサービスゲームのキープが続き再びタイブレークへ。ティアフォーはドロップショットなどを駆使しベレッティーニを揺さぶると、最後はストローク戦で押し切り2時間51分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはティアフォーのコメントが掲載された。
「正直、素晴らしいテニスができていた。スコアは僕のプレーの良さを表していないかもね。本当に、こういう結果が必要だった。とても大きい。ここ最近はビッグな選手に勝てていなかった。だからこの壁を乗り越えなければいけないと思っていた。また、ここでプレーする機会ができてうれしいよ」
勝利したティアフォーは現在好調を維持しており、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でベスト16、アトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)で4強、シティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)で8強に進出。今月には自己最高の世界ランク24位を記録した。
2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク52位の
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは1回戦で同30位の
K・ハチャノフをストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第9シードの
C・ノリー(イギリス)、第13シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)らが初戦を突破。第1シードの
D・メドベージェフや第2シードの
R・ナダル(スペイン)ら上位8シードは1回戦免除のため2回戦からの登場となる。
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