テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク40位の
N・キリオス(オーストラリア)を4-6, 6-3, 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で破り、大会4連覇を果たすと共に通算7度目の優勝を飾った。試合後の会見では5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を振り返り、準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れたことについて「明らかに失望させられた」とコメントした。
ウィンブルドン3連覇中のジョコビッチは、準決勝で第9シードの
C・ノリー(イギリス)を2-6, 6-3, 6-2, 6-4の逆転で下して勝ち上がった。
キリオスとの決勝戦、第1セットは第5ゲームでブレークを許し先行されたジョコビッチ。それでも第2セットからギアを上げて2セット連取で逆転に成功する。第4セットでは互いにサービスキープが続きタイブレークに突入。ジョコビッチが3度のミニブレークに成功し、3時間1分で勝利した。
試合後の会見でジョコビッチは全仏オープンの準々決勝でナダルに敗れベスト4進出を逃したものの、その時点で自身が満足するテニスができていたと明かした。
「ウィンブルドンに向けては、ここで3連覇しているので、自分のテニスに良い感触があった。僕は芝でプレーするのが好きなんだ。毎年、芝でプレーすることで自分のテニスが向上していると感じているよ。パリでのナダル戦はタフで感情的な敗戦で、明らかに失望させられたよ。でも、ローマやパリでは、すでに自分のやりたいテニスができていたし、最高のタイトルを狙える位置につけていたと思う」
今回の優勝でジョコビッチはグランドスラム優勝回数をR・ナダルの22回に次ぐ歴代2位の21回に更新。
さらにジョコビッチはウィンブルドンで最多8度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)に次いで、
P・サンプラス(アメリカ)と並ぶ歴代2位の7勝目を飾った。
■関連ニュース
・ジョコ4連覇 WBで7度目V・ジョコ キリオスを「尊敬」・ジョコ GS21勝で単独2位に■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング