テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク40位の
N・キリオス(オーストラリア)を4-6, 6-3, 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で破り、大会4連覇を果たすと共に通算7度目の優勝を飾った。
>>ジョコビッチ優勝、ウィンブルドン男子 結果・組合せ<<ジョコビッチとキリオスは過去2度対戦し、キリオスが2勝。グランドスラム通算21度目の優勝を狙うジョコビッチに対して、キリオスは自身初のグランドスラム決勝の舞台に勝ち上がった。
この試合の第1セット、キリオスが第5ゲームでブレークに成功して先取する。
追う展開となったジョコビッチは第2セットからギアを上げて2セット連取で逆転に成功する。
第4セット、互いにサービスゲームをキープしてタイブレークに突入する。キリオスが自らのミスでミニブレークを与えると、ジョコビッチはチャンスを逃さず栄冠を手にした。
ジョコビッチは優勝インタビューで、対戦相手のキリオスについて言及した。
「ニック、君は(ここに)戻ってくるよ」
「ウィンブルドン に限らず、決勝の舞台に。このような厳しい敗戦の後に慰めの言葉を見つけるのは難しいことだけど、君は特にこのサーフェスにおいて、世界最高の選手の1人にふさわしい理由を示した。素晴らしい大会になったことを祝福したい」
「僕は君をとても尊敬しているよ。君は驚異的なテニスプレーヤーであり、アスリートであり、素晴らしい才能の持ち主だと思う。長年そう言われてきたように、今すべてが揃い始めている。グランドスラムの終盤で、これから君の姿をたくさん見ることができると思う」
今回の優勝でジョコビッチはグランドスラム優勝回数をナダルの22回に次ぐ歴代2位の21回に更新。
さらにジョコビッチはウィンブルドンで最多8度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)に次いで、
P・サンプラス(アメリカ)と並んで歴代2位の7勝目を飾った。
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