テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、第9シードの
C・ノリー(イギリス)は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に6-2,3-6,2-6,4-6の逆転で敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。試合後には「もっと上を目指したい」と思いを口にした。
>>ジョコビッチvsキリオス 1ポイント速報<<>>ジャバーvsリバキナ 1ポイント速報<<準々決勝で世界ランク58位の
D・ゴファン(ベルギー)をフルセットで破り、地元イギリスで初の四大大会4強入りを決めていた26歳のノリー。この日の第1セットではファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得しジョコビッチのブレークを1度に抑えると、自身はリターンゲームで3度のブレークに成功。幸先良く先行する。
しかし、第2セット以降はギアを上げたジョコビッチに対し1度もブレークを奪うことができず、2時間35分で逆転負けとなった。
試合後の会見でノリーは「素晴らしい経験だったよ。準決勝に進出できたこと、2週目の金曜日の戦いに進出できたことは、とても素晴らしいことだ。でも、自分としてはもっと上を目指したいし、もっと上を目指して、グランドスラムで優勝したいんだ」と明かした。
「今週は僕にとって初めてのことがたくさんあったし、いい経験もたくさんできた。ノヴァークと比較してみると、今日の彼のレベルは僕よりも優れていたと思うよ。彼の集中力、サービスゲームへの対処の仕方は、僕より優れていた。それが違いだったんだ」
また、第1セットについては確かな手応えを掴んだとも話した。
「うまくプレーできたと思うよ。リターンもたくさんできたしね。サーブもうまく打てたと思う。僕のキャリアの中で1番大きな試合だった。彼は少しナーバスになっているように感じたんだ。僕はすべてのラリーを制し、長いポイントもすべて獲っていた。しっかりしたセットだったね。チャンスをつかむためにはレベルを上げ続けなければならないことはわかっていた。僕にとって初めてのグランドスラム準決勝だったから、あのセットを6-2で取ったときはとてもうれしかったよ。いいスタートが切れたけど、それだけでは十分じゃなかった」
「ここに来てセンターコートやコート1でプレーしたり、自分が有利な相手と対戦したり、4回戦や準々決勝で自分が有利な状況になったりするのはある意味簡単なことじゃない。相手は失うものが何もないんだ。僕にとっては勝つためのプレッシャーがあった。でも今日は違った。だから、セットや試合をやる神経と集中力があれば、とても楽しくできたんだ」
最後にノリーは自身の背中を押し続けたイギリスの観客に感謝を述べた。
「みんなが僕の背中を押してくれた。信じられないような雰囲気だった。特に、準々決勝でゴファンを相手にしたゲームはとてもクレイジーだったよ。すべてがあっという間だったね。これから、じっくりと考えたいと思う。でも、今はあまり深く考えるのは難しい。ノックアウトされただけの状態だから。自分にとって良い勉強になったよ」
勝利したジョコビッチは7度目のウィンブルドン制覇をかけて、決勝で世界ランク40位の
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは準決勝で第2シードの
R・ナダル(スペイン)と顔を合わせる予定だったが、ナダルが試合前に腹部の負傷で棄権したため、不戦勝で決勝に駒を進めた。
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