テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は6日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク99位の
J・ブルックスビー(アメリカ)を1-6, 6-3, 6-2, 6-2の逆転で下してベスト8進出、今季の四大大会では負けなしの25連勝となった。
>>オジェアリアシムvsアルカラス 1ポイント速報<<>>ジョコら全米OP対戦表<<今大会で年間グランドスラムと歴代最多21度目の四大大会タイトルを狙うジョコビッチはこの日、ファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得。45本のウィナーを決めて6度目のブレークに成功し、2時間59分で逆転勝利をおさめた。
今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の3大会を制し、現在開催中の全米オープンでタイトルを獲得すれば年間グランドスラムを達成する世界ランク1位のジョコビッチ。
今年の四大大会では
A・ズベレフ(ドイツ)や
D・メドベージェフ、
M・ベレッティーニ(イタリア)、
R・ナダル(スペイン)、
S・チチパス(ギリシャ)、
D・シャポバロフ(カナダ)など対戦したトップ10選手のすべてを倒しトロフィーを掲げてきた。
あと3試合に勝利すれば年間グランドスラムを達成することについて、試合後の会見では「初めてグランドスラムのセンターコートで試合をしてから、初めて本戦の試合を戦ってから、もう16年になる。随分と時間が経ったものだ」と話した。
「例えばだけど、まだ車に乗っているときにこれまで走ってきたすべての道を振り返ることは難しい。よく聞かれるのは『どんな気分ですか?自分がしたことを理解していますか?』ということなんだけど、本当に自分がやったことを理解しているのか、ツアーのことを考えているのかわからない。もちろん考えてはいる。でも、テニスは次の日にはページをめくらなければならないスポーツだ。この大会は終わった、じゃあ次の大会はどこ?次のチャレンジは何?次に達成すべき目標は?どこに向かっているの?たくさんあるんだ」
「自分が経験してきたことを振り返る時間やエネルギーは、実際にはあまりない。でも、僕は感謝の気持ちを忘れないようにしている。もちろん、旅のひとつひとつにも感謝している。いつかプロのテニス選手でなくなったときには、おそらくもう少し大きな視点で物事を見て、自分が経験してきたことをもう少しよく理解していると思うよ」
準々決勝では第6シードのベレッティーニと対戦する。ベレッティーニは4回戦で世界ランク144位の
O・オッテ(ドイツ)を下しての勝ち上がり。
ジョコビッチとベレッティーニは今季の四大大会だけで3度目の顔合わせ。全仏オープンの準々決勝、ウィンブルドンの決勝ではいずれも4セットで勝敗が決している。
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