男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は11日、大会公式サイトで世界ランク128位の
J・ミルマン(オーストラリア)にワイルドカード(主催者推薦枠)を与えたと発表した。
28歳のミルマンは、ブリスベン国際に今回で3年ぶり6度目の出場。前回出場の2015年には、2回戦で
R・フェデラー(スイス)を相手にフルセットにもつれる接戦を演じた。
元世界ランク60位のミルマンは、3年前に肩を負傷してツアーを離脱し、世界ランキングを1,100位台にまで落とした。当時は、地元オーストラリアのブリスベンでサラリーマンとして生計を立てていたが、世界で戦うことを諦め切れずに現役を続行。昨年は股関節を痛めてしまい、再び手術を行うなど再びけがに苦しめられた。
けがからの復帰となった今シーズンは、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で
N・キリオス(オーストラリア)らを破って初の3回戦に進出。ホアヒン・オープン・チャレンジャー(タイ/ホアヒン、 ハード)ではタイトルを獲得し、その他チャレンジャー2大会で準優勝を飾った。
12月31日に開幕するブリスベン国際にはミルマンの他に、世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)、
A・マレー(イギリス)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
M・ラオニッチ(カナダ)、
錦織圭、キリオスが出場を表明している。


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