男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日、シングルス決勝が行われ、第16シードの
J・ソック(アメリカ)が世界ランク77位の
F・クライノビッチ(セルビア)を5-7, 6-4, 6-1の逆転で下して四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初優勝を果たすと同時に、12日に開幕するNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)の初出場が確定した。
>>パリ・マスターズ 対戦表<<決勝戦、第1セットを落としたソックは第2セットを取り返すと息を吹き返し、ファイナルセットは第2ゲームから6ゲームを連取する猛攻でキャリア通算4勝目をあげた。
Nitto ATPファイナルズはソックの他に
R・ナダル(スペイン)、
R・フェデラー(スイス)、
A・ズベレフ(ドイツ)、
D・ティーム(オーストリア)、
M・チリッチ(クロアチア)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
D・ゴファン(ベルギー)も出場する。
一方、準優勝のクライノビッチは惜しくもマスターズ初優勝とはならなかった。もしソックに勝利していると、2001年のハンブルグ(現在はATP500)で予選から優勝した
A・ポルタス(スペイン)以来16年ぶりの予選勝者によるマスターズ制覇だった。
昨年にクライノビッチはけがでツアーから離脱し、今年1月に復帰。これまではマスターズ本戦で1度しか勝利していなかったが、今大会では予選を勝ち抜くと
杉田祐一、第10シードの
S・クエリー(アメリカ)、
N・マウー(フランス)を下して8強入り。準々決勝は第1シードのナダルの棄権により準決勝へ駒を進め、第9シードの
J・イズナー(アメリカ)との激闘を制して決勝へ進出していた。


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