男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日に行われるシングルス決勝で、25歳の
F・クライノビッチ(セルビア)が四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」初優勝をかけて第16シードの
J・ソック(アメリカ)と対戦する。
>>クライノビッチvsソック 1ポイント速報<<>>パリ・マスターズ 対戦表<<今大会の予選2試合を勝ち抜いて本戦入りした世界ランク77位のクライノビッチは、1回戦で
杉田祐一、2回戦で第10シードの
S・クエリー(アメリカ)、3回戦で
N・マウー(フランス)を破って8強へ進出。準々決勝は第1シードの
R・ナダル(スペイン)の棄権によりベスト4へ駒を進めた。
第9シードの
J・イズナー(アメリカ)との準決勝では31本のサービスエースを決められたが6-4, 6-7 (2-7), 7-6 (7-5)のフルセットで勝利し、2時間28分でツアー初の決勝進出を果たした。
現在休養中で世界ランク20位の
錦織圭は2009年の7月に更新したブログで、当時17歳のクライノビッチを絶賛していた。
「若い選手ではFilip Krajinovicっていう選手が、何年後かに上がってくるんじゃないかと思います。まだ17歳のセルビアの選手なんですけど可能性だらけのテニスをするんですよ」
クライノビッチとソックは今回が初の対戦。ソックは準決勝で世界ランク83位の
J・ベネトー(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
ソックがロレックス・パリ・マスターズで優勝すると、12日に開幕するNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)の初出場が決まる。クライノビッチに敗れると、世界ランク11位の
P・カレノ=ブスタ(スペイン)の初出場が確定する。
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