スポーツブランドのナイキは5日、男子テニスで世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)をゲストに迎え都内某所でシークレットイベントを開催。トークショーでフェデラーは「日本テニス界には
錦織圭という素晴らしい選手がいる。僕のライバルであり、テニスのファンでもある。彼(錦織)とまたテニスコートで、あるいは日本で試合が出来ればと思う」と話した。
今回は、フェデラーとジョーダンブランドのコラボ商品である最新モデル「ナイキ コート ズーム ヴェイパー RF X エア ジョーダン 3 アトモス」の発売を記念したイベント。会場には約50名が招待され、レジェンドとのひとときを楽しんだ。
「11年間、本当に長かった。2006年にAIGオープンで優勝して、翌年にディフェンディング・チャンピオンとして来日する予定だった。けど、2007年はあまりにもいろんな大会で優勝した影響でアジアツアーをセーブすることになった。その後に2人の子どもも産まれてプライベートも忙しくなったけど、必ずまた(日本に)戻ってくる。」
「アジアツアーは、どうしても上海という大きな大会に照準を合わせなければいけないけど、妻は日本が大好きでいつも行きたがっている。東京オリンピックがあるから、必ずオリンピックに出場すると約束は出来ないけど、ここでプレー出来ればいいなと思っている。」
2006年に初めて訪れて以来、11年ぶり2度目の来日となったフェデラーはフローラン・ダバディ氏が進行を務める中、今回のシューズについて語った。
「マイケル・ジョーダンは、子どもの頃のヒーローだった。ずっとジョーダンに憧れていて、会いたくてしょうがなかった。1回だけ食事に行く予定があったけど、ニアミスで行けなかったんだ。(今回のシューズは)ジェイド色(トルコ石色)がトレードマーク」と話した今回の新作シューズは、上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)の初戦で着用予定となっている。
サプライズゲストであるにも関わらず、今回のイベントに参加出来なかった多くのファンがフェデラーを一目見ようと会場前に集まっており、入退場時には大きな歓声が起き、フェデラーも嬉しそうにファンへ手を振っていた。
最後にフェデラーは、日本のファンへ「毎回日本に来る度に素晴らしい時間を過ごしている。日本が大好きだし、日本のメディアに出ると、必ずメディアの方が日本では沢山のファンがあなたを待っているから是非来てほしいと言われる。今回は11年ぶりとなったけど、次の機会はそう遠くならないようにしたい。本当に皆さんありがとう」とコメントした。
今後、フェデラーは8日開幕の上海マスターズ、スイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、ATP500)、BNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)に出場し、Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)へ挑む。
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