男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)は3日、シングルス準々決勝が行われ、第13シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は第9シードの
J・イズナー(アメリカ)に4-6, 7-6 (7-5), 4-6のフルセットで敗れ、Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)出場権獲得とはならなかった。
>>ナダルらパリ・マスターズ 対戦表<<この日、第1セットを落としたデル=ポトロは、続く第2セットで粘りを見せてタイブレークへ突入し、接戦の末に最後はイズナーがダブルフォルトを犯してセットカウント1-1に持ち込む。
その後、ファイナルセットの第3ゲーム途中で、デル=ポトロは左の臀部を押さえる仕草を見せ、ゲーム終了時には自身の陣営から痛み止めをもらう場面も見られた。以降は痛めた箇所を庇って思うようなプレーが出来ず、イズナーのサービスゲームを破れずに2時間10分で敗れた。
デル=ポトロは、この試合に勝利した時点でNitto ATPファイナルズ出場が決まることになっていた。
今季は、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で
R・フェデラー(スイス)らを下してベスト4進出。イントゥルム・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、ハード、ATP250)では今季初タイトルを獲得した。
現段階のNitto ATPファイナルズ出場者は、
R・ナダル(スペイン)、フェデラー、
A・ズベレフ(ドイツ)、
D・ティーム(オーストリア)、
M・チリッチ(クロアチア)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
D・ゴファン(ベルギー)の7選手が確定しており、残るは1枠となっている。
一方、勝利したイズナーは準決勝で予選勝者の
F・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。クライノビッチは、第1シードのR・ナダルの棄権により準決勝へ駒を進めた。
イズナーは、Nitto ATPファイナルズ出場の可能性を残しており、今大会で優勝すると最後の1枠を手にすることが出来る。


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