男子テニスのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は20日、シングルス1回戦が行われ、第3シードの
錦織圭が世界ランク34位の
F・ベルダスコ(スペイン)を6-7 (7-9), 6-3, 6-4の逆転で下して芝初戦を白星で飾り、4年連続の2回戦進出を果たした。
>>錦織2回戦 1ポイント速報<<>>錦織らゲリー・ウェバーOP対戦表<<第1セット、両者サービスキープが続いて迎えた第8ゲームで錦織は2本のブレークポイントを握られたが、これを死守。その後、タイブレークでは先にミニブレークしたが、ウィナーを決められるなどで、このセットを落とす。
続く第2セット、長いラリー戦を制した錦織が第4ゲームで先にブレークに成功。直後の第5ゲームでブレークバックを許したが、第6ゲームで再びベルダスコのサービスゲームを破ってリードを守りきり、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、第2セットで3本のブレークポイントを握られるも、得意のバックハンドウィナーを決めるなどでサービスキープに成功。徐々に調子を上げた錦織が第7ゲームで先にブレークし、難敵ベルダスコを振り切って勝利を手にした。
2回戦では、世界ランク35位の
G・シモン(フランス)と同38位の
K・カチャノフ(ロシア)の勝者と対戦する。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は準決勝で第1シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する組み合わせ。準々決勝で対戦する可能性があった第8シードのA・ラモス=ヴィノラスは、初戦で19歳の
A・ルブレフ(ロシア)に逆転で敗れた。
錦織はゲリー・ウェバー・オープンに今年で5度目の出場。2014・2015年にはベスト4へ進出したが、昨年は脇腹の痛みで2回戦を棄権した。
今大会のシード勢は第1シードがフェデラー、第2シードが
D・ティーム(オーストリア)、第3シードが錦織、第4シードが
A・ズベレフ(ドイツ)、第5シードが
G・モンフィス(フランス)、第6シードが
L・プイユ(フランス)、第7シードが
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第8シードがラモス=ヴィノラス。
昨年のゲリー・ウェバー・オープンでは、
F・マイヤー(ドイツ)がズベレフをフルセットで破ってタイトルを獲得した。


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