テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は8日、車いすテニスの男子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカードで出場の
国枝慎吾が第2シードのS・ウデ(フランス)との激闘を6-4, 4-6, 6-3のフルセットで制し、ベスト4進出を果たした。
この日、ファイナルセットで国枝は先にブレークを許す苦しい展開から、2時間24分で勝利を手にした。
準決勝では、S・オルソン(スウェーデン)とA・ヒューウェット(英国)の勝者と対戦する。
昨年、国枝は肘の負傷に苦しめられ4月に手術。全仏オープンには出場したが準決勝で敗れ、続くウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は肘の状態が万全ではないため欠場した。
昨年は2012年以来4年ぶりにグランドスラムで無冠に終わり、8月のリオデジャネイロ・パラリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では準々決勝で敗れて五輪3連覇を逃すなど、怪我に苦しむシーズンとなった。
全仏オープンでは、2007年から2010年の4連覇と2014・2015年の2連覇の計6度の優勝を誇る。


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