テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク65位の
H・セバリョス(アルゼンチン)は第10シードの
D・ゴファン(ベルギー)の途中棄権により、思わぬ形で四大大会初のベスト16進出となった。
>>錦織vsチャン1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、セバリョスは第1セットの第10ゲームでセットポイントを握られた。
しかし、この場面でゴファンは、ボールを追いかけた際に右足首がコートカバーに引っかかり転倒。その後はトレーナーに診てもらうもプレーを続けられず、支えられてコートを後にした。
試合後の会見でセバリョスは「彼(ゴファン)に起きたことは悲しい。彼は素晴らしい選手で、これまで何度も対戦してきた。早く復帰出来ることを願っている」とエールを送った。
グランドスラム初の4回戦については「最高成績だからハッピーではあるけど、彼のことは悲しく思ってしまう。だから、入りまじった気持ち」と心境を明かした。
続けて、今回の転倒については「とても危険だと思う。コートからカバーまで6メートルはあるけど、それでも危険だと思う。ボールを追っていたから、その瞬間は見ていなかった」と加えた。
記者から「カバーをコートサイドに置くべきではないと思うか?」と問われたセバリョスは「ルールがそうなっているのでは?少なくとも5・6メートルは間隔をあけなければならない。今回も6メートルはあったはす。だから、どうしたら良いかは分からない」と加えた。
4回戦では、第6シードのD・ティエムと対戦する。ティエムは3回戦で第25シードの
S・ジョンソン(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。


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