フランステニス連盟は31日、2017年5月にフランス・パリで開催される「全仏オープン ・ジュニア2017ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES」の本戦出場権をかけた、昨年に続き2度目の開催となる日本予選を、2017年2月28日(火)-3月2日(木)の3日間にわたり、横浜カントリー&アスレティッククラブで実施することを発表した。
本大会は、レッドクレーコートで戦うグランドスラムの魅力を体験する機会を、より多くの若いテニスプレーヤーに提供することを目的として開催される。2014年の中国予選を皮切りに、昨年までインド、ブラジル、韓国、日本の5か国で予選が開催され、今年はアメリカでも初の開催が決定している。
日本予選の男女シングルス優勝者は2017年5月にフランスのパリで開催される本戦に出場することができ、本戦の優勝選手が「全仏オープン・ジュニア2017」の出場権を獲得することがでできる。
第1回大会の昨年は、
田島尚輝と
清水綾乃が日本予選を勝ち抜き本戦に進出。田島は惜しくも敗れたが、清水は世界トップジュニアとの激闘を制し、全仏オープン・ジュニアへの切符を手にした。
開催発表会には、フランステニス連盟会長のシャン・ガシャサン氏と開発部長のサムエル・プリモー氏が登壇。ガシャサン氏は「日本は、将来必ず開花するであろう、将来有望な人材を潜めている国だと確信しています。クレーコートは選手の育成にとって理想的なサーフェスであり、期待がかかる日本ジュニアの将来のチャンスをより確実なものにするでしょう」と、コメント。
プリモー氏も「昨年は大成功を納めたこの大会ですが、今年は更なる成功を目指しています。今回のトーナメントはよりオープンに、より多くの方々に楽しんでいただきたいと思っています」と、話した。
また、フリーキャスターとして活躍中の滝川クリステル氏がローランギャロス日本親善大使に就任。自身もテニスをプレーするという滝川氏は「日本にとっては全仏というのが一番知られている言葉なんですが、それをローランギャロスという言葉で広めていくということが大きな責務だと思います。テニスといえばローランギャロスということがもっと広まるように、色々試行錯誤しながら広めていきたいと思います」と、意気込みを語った。
【開催概要】日程:2017年2月28日(火)-3月2日(木)
会場:横浜カントリー&アスレティッククラブ
出場選手:日本テニス協会が選考した13歳から18歳までのプレーヤー 男女各8名
試合方法:男女シングルス ベスト オブ スリータイブレークセット
優勝者特典(男女各1名):「全仏オープン ・ジュニア2017ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES」本戦出場権
主催:フランステニス連盟
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