男子テニスの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード)大会最終日の13日、シングルス決勝戦が行われ、第5シードの
H・チャン(韓国)が第7シードの
J・ダックワース(オーストラリア)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下し、大会初優勝を飾った。
この試合、チャンは第1セットの第7ゲームでブレークに成功。鋭い攻撃でダックワースを寄せつけずにこのセットを先取する。
続く第2セットではダックワースに先にブレークを許すも、すぐにブレークバックに成功しタイブレークに突入。ダックワースのミスが続いた隙をつき、チャンが先にミニブレークに成功。最後はダックワースがダブルフォルトし、チャンが1時間26分で勝利した。
両者は2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)1回戦以来2度目の対戦で、チャンはダックワースに2連勝とした。
現在20歳のチャンは今大会、1回戦でホン・ソンチャン(韓国)、2回戦でD・マサー(ドイツ)、準々決勝で第2シードの西岡 良仁(ヨネックス)、準決勝で第4シードの添田 豪(GODAIテニスカレッジ)を下しての勝ち上がり。
2014年からATPチャレンジャーに参戦し、世界ランク51位が自己最高位のチャン。2015年4月に韓国人で2人目となるトップ100入りを果たすと、その年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)でグランドスラム本戦初出場、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)では本戦初勝利を飾った。
一方、敗れた世界ランク130位のダックワースは、今大会1回戦で今井 慎太郎(東通産業)、2回戦で
J・P・スミス(オーストラリア)、準々決勝でL・ロコリ、準決勝で第6シードの
イ・ダクヒ(韓国)を下しての勝ち上がりだった。
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敗れたダックワース
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