テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は27日、ジュニアの男子シングルス3回戦が行われ、第13シードの
綿貫陽介(日本)が第2シードのM・ケマノビッチ(セルビア)を4-6, 6-2, 8-6の逆転で下し、初のベスト8進出を果たした。
>>全豪オープン対戦表<<この試合、第1セットを落とした綿貫は第2セットを取り、セットカウント1-1とする。ファイナルセットは一進一退の攻防が続く中、最後は気力で上回った綿貫が1時間56分で準々決勝進出を決めた。
【試合後のコメント】
Q1. 全豪という大きな大会でベスト8まできました。勝因は何だと思いますか?
A1.「冬の期間の打ち込みやトレーニングを土台に精神的に安定しさらに強い気持ちを持って試合を出来てることだと思います。」
Q2.
錦織圭選手がベスト4で
N・ジョコビッチ(セルビア)に負けましたが、その試合はご覧になりましたか?錦織選手のプレーから刺激になった点や参考にした点はありますか?
A2.「試合は少ししか見られませんでした。錦織選手のリターンはとても刺激になり前に行く姿勢を参考にしてます。」
Q3. 次に向けてひとことお願いします
A3.「チャレンジャー精神を持って気持ちでは絶対負けないように戦ってきます!」
30度近くまで気温が上がる中、気持ちを全面に出して勝利を手にした綿貫は、準々決勝で第7シードのJ・カリモフ(ウズベキスタン)と対戦する。
昨年の全豪オープン ジュニアで予選を勝ち上がり初の本戦入りした綿貫。その後、全仏オープン・ウィンブルドンのジュニアにも出場した。これまでのシングルスではウィンブルドンのベスト16が自己最高だった。
また、全米オープン ジュニアのダブルスではベスト4進出、全日本ジュニアの18歳以下で準優勝、全日本選手権では兄の
綿貫裕介とのダブルスで優勝。さらに10月のスーパージュニアテニス選手権大会でベスト8、ダブルスでは優勝を飾り、2015年は飛躍の年となった。
今年1月にはプロサッカー選手の本田圭佑やプロゴルファーの大堀裕次郎のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社とマネジメント契約を締結している。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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