8月31日から開幕する男子テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)のエントリーリストが大会公式サイトで発表された。今大会には、世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、大会5度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)、昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)と準優勝の
錦織圭(日本)らが出場予定。
今季、ジョコビッチは全豪オープン・ウィンブルドンで優勝。全仏オープンは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れて準優勝、生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成は来年以降に持ち越された。全米オープンでは2011年にタイトルを獲得しており、今年は4年ぶりのタイトルを狙う。
世界ランク2位でグランドスラム歴代最多の17勝を誇るフェデラーは、2012年のウィンブルドン優勝からグランドスラムでのタイトル獲得から遠ざかっている。先日のウィンブルドン決勝はジョコビッチに敗れ、2年連続で準優勝に甘んじた。全米オープンでは、2004年から2008年まで5連覇を成し遂げており、今回は6度目の優勝を狙う。
さらにジョコビッチやフェデラーに加えて、2012年覇者の
A・マレー(英国)、今年の全仏王者ワウリンカ、2010・2013年優勝者
R・ナダル(スペイン)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
D・フェレール(スペイン)、
M・ラオニチ(カナダ)らも出場予定。
昨年の全米オープンでグランドスラム初の決勝進出を果たした日本のエース錦織もエントリーしている。今年はウィンブルドン2回戦で左足の怪我により棄権。その後はハードコートシーズンに向けて調整中。
先日所属契約記者会見の際、全米オープンについて錦織は「もちろん自信は昨年より格段についています。」と、意気込みを述べていた。
また元世界ランク7位で33歳の
M・フィッシュ(アメリカ)が、今回の全米オープンを最後に引退することを表明している。今大会には病気や怪我などでツアーから離れた選手に適応されるプロテクト・ランキングでシングルス本戦にエントリーする予定。
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