テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は9日、女子シングルスで四大大会初の決勝進出を果たした第20シードの
G・ムグルサ(スペイン)に向けて、同胞の
R・ナダル(スペイン)が自身のフェイスブックでエールを送った。
ナダルは「全てがうまくいきますように!」と綴っている。
21歳のムグルサは準決勝で第13シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)にフルセットで勝利。決勝では第1シードで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)と優勝を争う。
ムグルサの決勝進出は、スペイン勢で1996年の
A・サンチェス=ビカリオ(スペイン)以来19年ぶりの快挙となった。もし決勝でセリーナを破りグランドスラム初優勝の場合は、スペイン勢で1994年C・マルチネス(スペイン)以来21年ぶりのウィンブルドン優勝となる。
一方、男子テニスでBIG4の一角であるナダルは2回戦で
D・ブラウン(ドイツ)に敗れ、今年のウィンブルドンを終えた。
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・フェデラー(スイス)、
A・マレー(英国)が準決勝へ駒を進める中、BIG4のうちナダルだけが早期敗退している。
グランドスラム14勝を誇る元王者ナダルにとって2015年は試練の年。BIG4の中で他の3人に差を広げられており「ナダル伝説」終焉とまで囁かれ始めている。ハードコートシーズンではどんな活躍を見せてくれるかに注目が集まる。
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