テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、第10シードの
R・ナダル(スペイン)は世界ランク102位の
D・ブラウン(ドイツ)に5-7, 6-3, 4-6, 4-6で敗退。格下に敗れたナダルは会場を去る時、観客の声援に応える行動をとった。
2回戦、世界ランク102位以上の力の発揮してきた絶好調ブラウンの勢いを止めることが出来ず、最後は13本目のサービスエースを決められて2回戦敗退となった。
ナダルは落胆するも、手を振りセンターコートを去ろうとした。その時、観客からサインを求められる。精神的にも肉体的にもボロボロではあったが、ナダルは嫌な顔一つせずサインに応じ、その姿はスポーツマンとして申し分のないものだった。
BIG4のうちナダルだけが3回戦を前に姿を消し、連覇を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)は順当に4回戦へ駒を進めた。
グランドスラム14勝を誇る元王者ナダルにとって2015年は試練の年で、「ナダル伝説」終焉とまで囁かれ始めている。
ハードコートシーズンではどんな活躍を見せてくれるかに注目が集まる。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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