テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は30日、ボトムハーフ(対戦表の下半分)の男子シングルス1回戦が行われ、前日に2回戦進出を果たした第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に続き、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)、第10シードの
R・ナダル(スペイン)のBIG4が危なげなく初戦突破。しかし、第29シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)と第31シードの
J・ソック(アメリカ)は初戦敗退となった。
ボトムハーフの上半分は、上位シード勢が順当に勝ち進むとマレーとナダルが準々決勝で対戦する厳しい組合せとなっている。
2回戦でマレーは
R・ハーセ(オランダ)、ナダルは
D・ブラウン(ドイツ)と顔を合わせる。
2度のウィンブルドン優勝を誇るナダルにとって、2回戦のブラウンは危険な存在。昨年のゲリー・ウェバー・オープンでストレート負けを喫しているからである。
一方、ボトムハーフの下半分ではアメリカ期待の若手22歳のソックが初戦敗退。
昨年のウィンブルドン ダブルスでは
V・ポスピシル(カナダ)とのペアでタイトル獲得。また、今年の米男子クレーコート選手権でツアー初優勝を飾り、全仏オープンでナダルに4回戦で敗れるもグランドスラム初のベスト16進出した。
今大会で期待される中、この日ビッグサーバーの
S・グロス(オーストラリア)に16本のサービスエースを決められたソックは、2時間12分で1回戦敗退となった。
また、ソックと対戦する可能性があったフェデラーは順当に2回戦へ駒を進めた。今大会では歴代最多8度目の優勝、さらに3年ぶりのグランドスラムタイトル獲得を狙う。
上位シード勢が順当に勝ち進むと、フェデラーは準々決勝で第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する組合せ。5年前のウィンブルドンでも両者は対戦しており、その時はベルディヒが勝利している。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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