テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、大会最多8度目の優勝を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)が世界ランク88位の
D・ズムル(ボスニア)を6-1, 6-3, 6-3のストレートで下して2回戦進出、3年ぶりの四大大会タイトル獲得に向け前進した。
【会場でしか買えない 全英タオル】試合を通して、フェデラーはファーストサービスが入った41本中35本をポイントに繋げ、ズムルに1度もブレークチャンスを与えない完璧なサービスゲームを展開。最後はラブゲームで圧倒し、1時間7分で難なく2回戦進出を決めた。
勝利したフェデラーは、2回戦で
S・クエリー(アメリカ)と対戦する。
今年の全仏オープン準々決勝で
S・ワウリンカ(スイス)にストレートで敗れてベスト8。その後、前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン決勝で
A・セッピ(イタリア)をストレートで下してタイトルを獲得し、キャリア通算86勝を成し遂げた。
今年はこれまでより1週間多く芝のシーズンが設けられているため、休養もとれて良い状態で大会に挑んでいる。
これまでのウィンブルドンでは7度優勝しているフェデラー。これは
P・サンプラス(アメリカ)、1880年代のW・レンショー(英国)に並ぶ歴代最多タイ。今年は、ウィンブルドン最多優勝回数で単独1位となる8度目の優勝、さらに四大大会3年ぶりのタイトル獲得を狙う。
【ウィンブルドン 男子シングルス対戦表】
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