29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)に第2シードとして出場する
R・フェデラー(スイス)は、今年のウィンブルドンで歴史を塗り替えようとしている。フェデラーはこれまでウィンブルドンでは7度の優勝があるが、それは
P・サンプラス(アメリカ)、1880年代のW・レンシャウに並んでいる。今年の優勝でそれを抜きウィンブルドン最多優勝回数で単独1位となる8度の優勝を狙う。
【会場でしか買えない 全英タオル】フェデラーが最後にウィンブルドンで優勝したのは2012年で、それは彼のグランドスラムでの最後の優勝でもある。しかし今年から、全仏オープンとウィンブルドンまでの期間が2週間から3週間へと開いた事で精神的な余裕もうまれていると言われている。
「ウィンブルドンへ向けて、今年はこれまでにないくらい最高の準備が出来ているはず。今年はこれまでより1週間多く芝のシーズンが設けられているからね。」と自身も認めているフェデラーは、芝の大会であるドイツはハーレで行われたゲリー・ウェバー・オープンで優勝を飾っていた。
「ハーレでの優勝は、ここウィンブルドンでまた優勝するための更なる自信を与えてくれた。」と、大会への気持ちを語っていた。
また、2009年に全仏オープンを制した事で生涯グランドスラムを達成したが、年間グランドスラムは未だ達成していない。そのフェデラーは、今年年間グランドスラムを狙う
S・ウィリアムズ(アメリカ)は常に優勝候補に上げられているが、最も大切なのはずっと集中力を維持する事だと自身の考えを明かしていた。
「今の時点での最大の間違いは、既に全米オープンの決勝戦について考えてしまう事さ。特に今の彼女は、本来のプレーをすれば、あのサービスを持っていればウィンブルドンと全米オープンの優勝は容易い事だろう。しかし、一瞬の気の緩みが、そんな彼女のプレーに支障を来してしまうんだ。」と、男子テニス史上最多となる17度のグランドスラム優勝を誇るフェデラーは持論を述べていた。
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