29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)の対戦表が26日に発表され、BIG4では連覇を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)のみがトップハーフ(対戦表の上半分)、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)、第10シードの
R・ナダル(スペイン)の3人はボトムハーフ(対戦表の下半分)に位置する組合せとなった。BIG4の牙城が崩れ始めている今、ウィンブルドンで誰が頂点に立つかに注目が集まる。
>>ウィンブルドン対戦表<<今年の全豪オープンではジョコビッチが優勝。しかし、続く全仏オープンではジョコビッチの全仏初制覇と生涯グランドスラム達成が期待される中、
S・ワウリンカ(スイス)がそれを阻止してタイトルを獲得した。さらにナダルが世界ランキングで2桁台の10位へ転落するなど、男子テニス界の状況が変わりつつある。
第4シードのワウリンカ、第5シードの
錦織圭(日本)、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第7シードの
M・ラオニチ(カナダ)らがBIG4の対抗馬として位置する。
さらに錦織よりも年下の若手にも注目。
第31シードで22歳の
J・ソック(アメリカ)は今年ツアー初優勝を飾り、全仏オープンで初の四大大会ベスト16入りを果たして勢いに乗っている。また、第16シードで24歳の
D・ゴファン(ベルギー)、昨年のウィンブルドンでナダルを破った第26シードで20歳の
N・キリオス(オーストラリア)、第27シードで22歳の
B・トミック(オーストラリア)、第32シードで21歳の
D・ティエム(オーストリア)らもBIG4の壁を破る候補にあがる。
BIG4に注目が集まる中、対抗馬の錦織や若手らからも目が離せない。
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