29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)の対戦表が26日に発表され、第5シードの
錦織圭(日本)は1回戦で世界ランク56位の
S・ボレッリ(イタリア)と対戦することが決まった。錦織は、
松岡修造(日本)以来の日本人男子20年ぶりのベスト8、さらにはグランドスラム初の優勝を狙う。シード勢が順当に勝ち上がった場合、錦織は準々決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する組み合わせ。
【会場でしか買えない 全英タオル】錦織が1回戦で対戦するボレッリは、昨年の同大会3回戦で対戦しており、その時は錦織が勝利している。
過去のウィンブルドンでは、昨年の4回戦進出が自己最高成績で、その時は
M・ラオニチ(カナダ)に敗れ8強入りとはならなかった。もし錦織が準々決勝へ進出した場合、グランドスラム4大会全てでベスト8進出を果たすことになる。
今年の全仏オープンでは、準々決勝で
JW・ツォンガ(フランス)にフルセットで敗れるも、日本男子で82年ぶりとなるベスト8入りの快挙を達成した。
全仏オープン後は、芝シーズン初試合となるゲリー・ウェバー・オープンに出場。準決勝で世界ランク45位の
A・セッピ(イタリア)と対戦するも、錦織は左ふくらはぎの痛みにより途中棄権。
ウィンブルドン出場も危ぶまれていたが、超音波検査の結果異常は見られず、試合へ向けてリハビリと共に練習を行ってきた。
過去のグランドスラムでは、昨年の全米オープンで
S・ワウリンカ(スイス)、ジョコビッチらを下す快進撃でグランドスラム初の決勝進出。決勝では、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝を飾っており、この成績が四大大会での最高成績となっている。
2008・2010年のウィンブルドンで優勝を飾っている
R・ナダル(スペイン)は、過去10年で最も低い第10シードとなった。
また、日本からは
添田豪(日本)、予選から勝ち上がった
守屋宏紀(日本)、
杉田祐一(日本)が出場する。
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