29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)の対戦表が26日に発表され、第5シードの
錦織圭(日本)は1回戦で世界ランク56位の
S・ボレッリ(イタリア)と対戦することが決まった。
松岡修造(日本)以来の日本人男子20年ぶりのベスト8、さらには四大大会初優勝を狙う錦織。シード勢が順当に勝ち上がった場合、4回戦で昨年の全米オープン決勝で対戦した第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)、準々決勝では昨年覇者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する組合せとなった。
>>ウィンブルドン対戦表<<1回戦で対戦するボレッリとは昨年のウィンブルドン3回戦でも対戦しており、その時は錦織が3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (7-4), 6-4のフルセットで勝利している。この4回戦進出が錦織のウィンブルドン自己最高成績。
29歳のボレッリはこれまでツアー優勝がなく、世界ランキングの自己最高位は2009年2月に記録した36位。強烈なサービスとフォアハンドに加え、片手のバックハンドが特徴的。今年は
F・フォニュイーニ(イタリア)とのダブルスで全豪オープン優勝を飾っている。
もし錦織が初戦突破した場合、2回戦では
S・ヒラルド(コロンビア)と
J・ソウザ(ブラジル)の勝者と対戦する。さらにシード勢が勝ち上がった場合、3回戦では第28シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、4回戦では第9シードのチリッチか第17シードの
J・イズナー(アメリカ)、そして準々決勝では第1シードの王者ジョコビッチが待ち構える組合せ。
4回戦で対戦の可能性があるチリッチとは、昨年の全米オープン決勝で対戦。その時、錦織はストレートで敗れ、グランドスラム初優勝とはならなかった。
さらにベスト8へ進出した場合は、準々決勝ではディフェンディング・チャンピオンのジョコビッチと対戦する可能性が高い。昨年は決勝で
R・フェデラー(スイス)をフルセットで下し、2度目のタイトルを獲得している。
また今大会本戦には錦織の他にも、
添田豪(日本)、予選3試合を勝ち抜いた
守屋宏紀(日本)と
杉田祐一(日本)が出場する。
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