29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)のドローが26日に発表され、
R・ナダル(スペイン)は第10シードとして出場。1回戦では世界ランク41位の
T・ベルッチ(ブラジル)と対戦することが決まった。また、シード勢が順当に勝ち上がった場合、ナダルは準々決勝で第3シードの
A・マレー(英国)と対戦する組み合わせとなった。
【会場でしか買えない 全英タオル】ナダルは1回戦で顔を合わせるベルッチと過去4度の対戦に全勝している。
ベルッチは、5月に行われたジュネーヴ・オープンで今季初のタイトルを獲得。全仏オープンでは2回戦で
錦織圭(日本)と対戦し、ストレートで敗れている。ベルッチは、今回のウィンブルドンが今季芝初戦となる。
また、今大会でシード勢が順当に勝ち上がった場合、ナダルは準々決勝でマレーと対戦する組み合わせ。ナダルとマレーは過去21度対戦しており、通算対戦成績はナダルから15勝6敗となっている。
クレーコートを得意としているナダルは、5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子で3連覇を狙っていたが、決勝でマレーに敗れて準優勝。大会後の世界ランキングでは2005年5月以来10年ぶりのトップ5転落となった。
今季ナダルは、本来の力を発揮出来ておらず、結果を出せていない。
全仏オープンでは前人未到10度目の優勝を狙うも、準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れ、阻まれることとなった。
クレーコートシーズンを勝利で飾れなかったナダルは、対ジョコビッチ戦を振り返り「かなり傷ついた」と語っていたが、芝シーズンへ向けて気持ちを切り替え、芝初戦となるメルセデス・カップで今季2度目の優勝を飾った。
しかし、続くAEGON選手権では1回戦で
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)にフルセットで敗れており、ウィンブルドン直前の大会で結果を出すことは出来なかった。
ウィンブルドンでは2008・2010年に優勝しているナダル。特に2008年が伝説に残る決勝戦で、その時は
R・フェデラー(スイス)の6連覇を阻止してのウィンブルドン初優勝だった。
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