男子テニスのツアー大会であるAEGONノッティンガム・オープン男子(イギリス/ノッティンガム、芝)は23日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
D・フェレール(スペイン)が元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)に2-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、初戦敗退を喫した。
【会場でしか買えない 全英タオル】今大会はシード勢が1回戦免除のため、フェレールは今回が初戦となった。
この試合、フェレールは第1セットでファーストサービスの確率が32パーセントと低く、バグダティスに2度のブレークを許し、自身は2度のブレークチャンスを活かすことが出来ずにこのセットを落としてしまう。
第2セットから徐々に調子を上げてきたフェレールは、ファーストサービスが入った28本中24本をポイントに繋げてバグダティスにブレークを許さず、タイブレークに突入。しかし、その後ペースを作れなかったフェレールは1時間29分で敗れ、3回戦進出とはならなかった。
世界ランク7位のフェレールは、2月に行われたアビエルト・メキシコ・テルセル男子決勝で日本のエース
錦織圭(日本)にストレートで勝利し、今季3勝目をあげた。先日の全仏オープンでは、準々決勝で
A・マレー(英国)に敗れるもベスト8入りを果たした。
芝での試合は今大会が初のフェレールであったが、初戦で姿を消すこととなった。また、今回の敗退により、昨年の楽天ジャパンオープンで
M・グラノジェルス(スペイン)に敗れて以来の初戦敗退となった。
一方、勝利したバグダティスは、3回戦で18歳の
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。
バグダティスは現在世界ランク58位であるが、2006年8月に自身初となる世界ランク8位にのぼりつめた実力者。
2006年の全豪オープンではノーシードから勝ち上がり、
A・ロディック(アメリカ)ら強豪を次々と破る快進撃でグランドスラム初の決勝へ進出。決勝では、
R・フェデラー(スイス)と対戦し敗れるも大健闘を見せた。
また、同年の全米オープンで引退した
A・アガシ(アメリカ)が、現役生活最後に勝利した選手が2回戦で対戦したバグダティス。アガシは3回戦で
B・ベッカー(ドイツ)に敗れて引退した。
■関連ニュース■
・3時間マッチ 苦戦フェレール・ナダル 芝初戦は元8位バグ・かつて8位バグダティス姿消す
■最新ニュース■
・練習再開の錦織「良い感触」・38歳 鈴木 貴男が初戦突破・ジョコらトップ勢が現地入り