29日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)で大会2連覇を狙う世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、昨年の同大会で四大大会初の4強入りを果たした
M・ラオニチ(カナダ)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)らトップ選手が現地で練習を開始した。
【会場でしか買えない 全英タオル】全仏オープン後に行われていた今大会の前哨戦に出場していないジョコビッチは、先日自身のフェイスブックに芝コートで調整している動画をアップしていた。
過去のウィンブルドンでは2011年に初優勝を飾り、昨年は決勝で
R・フェデラー(スイス)をフルセットにもつれる大接戦の末に下し、大会3年ぶり2度目の優勝とグランドスラム7勝目あげた。
さらに、大会後に発表された世界ランキングでは、2013年9月以来の世界ランク1位へ返り咲き、現在も王者の座に君臨している。
今年のウィンブルドンでは、大会2連覇と3度目の優勝を狙う。
今季は全豪オープンでタイトル獲得を果たすが、生涯グランドスラムを狙った全仏オープンは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れ、偉業達成は来年以降に持ち越しとなった。
世界ランク8位でツアー屈しのビッグサーバー・ラオニチは、昨年の同大会4回戦で
錦織圭(日本)に勝利。準々決勝では快進撃を続けていた
N・キリオス(オーストラリア)を撃破して四大大会初の準決勝進出を決め、全6試合通して大会最多の164本ものサービスエースを量産している。
世界ランク11位のディミトロフは、昨年は準々決勝で
A・マレー(英国)を撃破し、グランドスラム初のベスト4入りを果たした。準決勝ではジョコビッチに健闘するも、惜しくも決勝進出とはならなかった。
また、ジョコビッチとディミトロフ、ラオニチの他にも全米覇者の
M・チリッチ(クロアチア)、ビッグサーバーの
J・イズナー(アメリカ)、期待の若手
T・コキナキス(オーストラリア)らが現地で練習を開始している。
■関連ニュース■
・ジョコビッチ「勝利を捧げたい」・ディミトロフ 連覇の夢を断つ・ウィンブルドンの大会記録
■最新ニュース■
・4選手が2回戦 ダニエル姿消す・錦織全英へ「嬉しいお知らせ」・キリオス 全英前にコーチと決別