男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝)は9日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)が
L・ロソル(チェコ共和国)に6-3, 6-4のストレートで勝利し、2回戦進出。この結果、今大会第1シード
R・ナダル(スペイン)は初戦である2回戦でバグダティスと対戦することが決まった。
過去同大会がレッドクレーで行われていた2005年と2007年に優勝を飾っているナダル。今年からサーフェスが芝に変わり、2007年以来8年ぶりの出場となる。
先日の全仏オープンでは6連覇を狙っていたが、世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗して大会2度目の敗戦を喫し、準々決勝で姿を消した。そして、8日に発表された世界ランキングでは、全仏オープンでの結果が影響し2005年以来10年ぶりとなる2桁台の10位へ転落している。
ナダルと対戦するバグダティスは、2006年の全豪オープン決勝進出がグランドスラムでの自己最高成績。同年のウィンブルドン準決勝でナダルに敗れた。
今大会のロソル戦で、バグダティスは試合を通して、ファーストサービスが入った35本中31本をポイントに繋げて試合の主導権を握った。そして、ロソルのサービスゲームでは4度のブレークに成功し、1時間6分で初戦突破。
世界ランキングで2006年に自己最高位の8位を記録しているベテランのバグダティスは、現在63位まで下げており下部大会にも出場している。
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