テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会10度目の優勝と6連覇を狙っていた第6シード
R・ナダル(スペイン)は第1シードで世界ランク1位
N・ジョコビッチ(セルビア)に5-7, 3-6, 1-6のストレートで敗れ、全仏2度目の敗戦を喫し、ベスト4進出とはならなかった。この日はナダルにとって29歳の誕生日だったが、勝利を飾ることが出来なかった。
2005年から全仏オープンに出場しているナダルは、毎年全仏の地で誕生日を迎えていた。唯一、全仏で誕生日を迎えなかったのは2009年の5月31日、4回戦で
R・ソダーリン(スウェーデン)に敗れた時だった。
そのため、ナダルは全仏期間で5月に負けたことはあっても、6月では負け無しだったため、6月に入ればナダルは全仏で負けないという伝説があった。
しかし、その伝説はジョコビッチに打ち砕かれる結果となった。
恐らく、ジョコビッチに勝利していた場合、センターコート・フィリップ・シャトリエにはナダルの誕生日を祝うケーキが送られたかもしれない。
2013年の6月3日、全仏オープン4回戦でナダルは
錦織圭(日本)にフィリップ・シャトリエでストレート勝ちし、試合後には大きなケーキが送られた。
今年は相性の良いフィリップ・シャトリエで、誕生日を完敗で迎えることとなってしまった。
【ノヴァーク・ジョコビッチ vs ラファエル・ナダル 全仏オープン対戦成績】
<2015年>
・準々決勝 N・ジョコビッチ 7-5, 6-3, 6-1 R・ナダル
<2014年>
・決勝 R・ナダル 3-6, 7-5, 6-2, 6-4 N・ジョコビッチ
<2013年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7 N・ジョコビッチ
<2012年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-3, 2-6, 7-5 N・ジョコビッチ
<2008年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 6-2, 7-6 (7-3) N・ジョコビッチ
<2007年>
・準決勝 R・ナダル 7-5, 6-4, 6-2 N・ジョコビッチ
<2006年>
・準々決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 途中棄権 N・ジョコビッチ
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