男子テニスツアーで6月8日から行われるウィンブルドンの前哨戦、メルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝)へ大会8年ぶりに出場する
R・ナダル(スペイン)が今大会の第1シードとなり、1回戦免除のため2回戦から登場する。
ナダルは過去同大会がレッドクレーで行われていた2005年と2007年に優勝を飾っているが、今年からサーフェスが芝に変わり、今回は2007年以来で8年ぶりの出場となる。
初戦となる2回戦でナダルは、
M・バグダティス(キプロス)と
L・ロソル(チェコ共和国)の勝者と対戦する。
今季のナダルは不調で、以前は少なくともマスターズ1大会は必ず優勝して全仏オープンに出場していたが、今年は前哨戦マスターズ3大会で無冠。
7日まで行われていた全仏オープンでナダルは、前人未到の大会10度目の優勝と6連覇を狙っていたが、準々決勝で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗して全仏2度目の敗戦を喫し、思い通りの結果が残せず全仏オープンを終えた。
そして8日に発表された世界ランキングでは、全仏での結果が影響し2005年以来で約10年ぶりとなる2桁台の10位へ転落した。
今大会のシード勢は、第1シードにナダル、第2シードに
M・チリッチ(クロアチア)、第3シードに
F・ロペス(スペイン)、第4シードに
G・モンフィス(フランス)、第5シードに
B・トミック(オーストラリア)、第6シードに
P・コールシュライバー(ドイツ)、第7シードに
D・ティエム(オーストリア)、第8シードに
V・トロイキ(セルビア)となっている。
■関連ニュース■
・ナダル10年ぶり2桁台へ転落・「ナダル伝説」終焉か・ナダル「かなり傷ついた」
■最新ニュース■
・錦織 ポイント加算も変わらず・ダニエル 太郎 43上げ最高位・初Vワウリンカ 短パンが話題