テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)で、大会初優勝と四大大会2度目のタイトル獲得を狙う第8シード
S・ワウリンカ(スイス)が、第1シード
N・ジョコビッチ(セルビア)との決勝戦に向けて意気込みを語った。
両者は今回が通算21度目の対戦。2013年からのグランドスラムだけで見ると、5試合中4試合がフルセットにもつれている。その4試合でワウリンカが勝利しているのは、2014年の全豪オープン準々決勝で、当時ワウリンカはグランドスラム初優勝を飾った。
世界ランク1位のジョコビッチは、今年、全豪オープンで優勝、さらに出場したマスターズ4大会でタイトルを獲得して、全仏オープンへ出場。現在ジョコビッチは連勝記録を28としている。
ワウリンカは、絶好調のジョコビッチを警戒していた。
「今シーズンのジョコビッチはすごい。大きな大会で全て優勝している。(ジョコビッチが)自分でも言っているように、最高のテニスをしているね。」
今回、ワウリンカとジョコビッチのどちらが優勝しても、全仏オープン初制覇となる。
ワウリンカは「彼(ジョコビッチ)も全仏では優勝したことがない。決勝は2人ともナーバスになるに違いない。」と、決勝戦を予想した。
加えて「僕との試合を、彼が喜ばないことはわかっている。僕の攻撃的なプレーが出来れば、彼は苦しむだろう。」と、コメント。
今大会ワウリンカは、準々決勝で第2シード
R・フェデラー(スイス)とのスイス勢対決をストレートで制した。そして、準決勝で地元期待の第14シード
JW・ツォンガ(フランス)にセットカウント3-1で勝利して、ジョコビッチとの決勝戦へ駒を進めている。
また、ワウリンカがジョコビッチに優勝すると、大会後に発表される世界ランキングで4位へ浮上。準優勝の場合でも6位となる。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>全仏オープン対戦表<<
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