女子テニスツアーのニュルンベルガー・カップ(ドイツ/ニュルンベルク、レッドクレー、賞金総額250,000ユーロ、優勝賞金34,677ユーロ)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
奈良くるみ(日本)は第4シードの
R・ビンチ(イタリア)に1-6, 6-1, 4-6のフルセットで敗れ、ベスト4進出を逃した。
両者は今回2度目の対戦となり、奈良くるみはビンチとの対戦成績を0勝2敗とした。
第1セット、奈良くるみはビンチの勢いに押され、第1ゲームから5ゲーム連取を許し、第6ゲームでサービスキープするのが精一杯だった。
しかし、徐々に調子を上げてきた奈良くるみは、第2セットの第1ゲームから攻めのプレーでポイントを重ねていく。第5ゲームのカウント30-30、大事な場面で奈良くるみはネット前の短いボールを取りに行って転倒するもポイントを決める気迫あるプレーを披露。
その後は、奈良くるみが2ゲーム連取し、ビンチに1度もブレークチャンスを与えず第2セットをとり、勝敗をファイナルセットへと持ち越した。
ファイナルセット、奈良くるみはペースを崩さずに第1ゲームで早くもブレークに成功。しかし、続く第2ゲームでビンチにブレークバックを許して振り出しに戻される。
その後は両者サービスキープが続き、互角の戦いを繰り広げるも、第10ゲームで奈良くるみはビンチに第3セットだけで2度目のブレークをされ、1時間37分で惜しくも敗れることとなった。
世界ランク56位の奈良くるみは今季、1月のモーリラ・ホバート国際でベスト4進出、3月のBMWマレーシア・オープンでベスト8進出と好調であったが、4月下旬からの3大会は連続で初戦敗退を喫していた。
しかし、今回は3大会ぶりに勝利して復活を印象付けるも、準決勝進出とはならなかった。
一方、勝利したビンチは、準決勝で
土居美咲(日本)と第2シードの
A・ケルバー(ドイツ)の勝者と対戦する。
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