男子テニスツアーのATPワールド・ツアー250大会であるイスタンブール・オープン(トルコ/イスタンブール、クレー、賞金総額494,310ユーロ/優勝賞金80,000ユーロ)は2日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が第3シードの
P・クエバス(ウルグアイ)に2-6, 4-6のストレートで敗れ、今季初の決勝進出とはならなかった。
ディミトロフとクエバスは今回が2度目の対戦となり、ディミトロフが敗れたことによって対戦成績は1勝1敗となった。
両者は、2014年10月に行われたBNPパリバ・マスターズ2回戦で対決しており、その時は6-0, 6-3のストレートでディミトロフが勝利している。
この試合第1セット、ディミトロフはサービスゲーム時のポイント獲得率がファーストサービスの時は35パーセント、セカンドサービスの時は29パーセントと低く、自身は5度のブレークチャンスから2度のブレークに成功したが、クエバスにはそれを上回る5度のブレークチャンスから4度のブレークを許し、第1セットを落とす。
続く第2セット、ディミトロフはサービスエースを4本決めるも、クエバスに1度のブレークチャンスをものにされ、1時間15分で敗れ、今季初の決勝進出を逃した。
ディミトロフは、今大会初戦となる2回戦で
A・ゴルベフ(カザフスタン)を下してベスト8入りを決め、準々決勝で
I・ドディグ(クロアチア)に勝利して今季2度目の準決勝進出を果たして、今季初の決勝進出を狙っていたが、クエバスに敗れ、惜しくも準決勝で姿を消した。
また、ディミトロフは今回決勝に進出すれば第1シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦であったが、両者は今年の1月に行われたブリスベン国際男子準決勝で対戦しており、その時はフェデラーにストレートで敗れている。そのため、もし今回ディミトロフが勝利していればリベンジマッチとなっていたが、それは叶わなかった。
勝利したクエバスは、同日行われた準決勝で
D・シュワルツマン(アルゼンチン)をフルセットの末に下した第1シードのフェデラーと対戦する。
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