男子テニスのマスターズ大会、BNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、賞金総額5,381,235ドル、優勝賞金900,400ドル)は20日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)は第6シードの
M・ラオニチ(カナダ)に6-4, 6-7 (10-12), 5-7の逆転で敗れ、2年ぶり9度目のベスト4進出を逃した。
ラオニチのサービスで始まったこの試合、ナダルは第1セット第3ゲームで1度のチャンスからブレークに成功すると、第1セットを36分で先取する。
第2セットでは両者サービスキープが続きタイブレークにもつれる。ラオニチがサービスの9ポイント目でラオニチはサービス&ボレーに出て、バックボレーをナダルのバックサイドのオープンスペースにボレーを返す。しかしナダルはサイドラインよりも外側でボールに追いつき、ダウンザラインを決め会場を沸かせる。
5-4と勝利まであと2ポイントのナダルはその後3度のマッチポイントが訪れるが活かすことができずファイナルセットへ。
ナダルは第11ゲーム、ラオニチ1度のチャンスでブレークを許し後がなくなり、ラオニチがキープに成功し2時間58分の熱戦の末に敗れた。
ラオニチは19度のサービスエースを決めたが6度のダブルフォルトを犯していた。
両者は6度目の対戦となり、ナダルはラオニチに5勝1敗と初めて敗れた。
ナダルは同大会2年ぶり4度目の優勝、今季アルゼンチン・オープンに続き2勝目を狙ったが叶わなかった。
ラオニチが同大会準決勝進出するのは今回が初で、準決勝で第9シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-4, 6-0で下した第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。
ラオニチとフェデラーは今年の開幕戦、ブリスベン国際決勝で対戦しており、その時はフルセットの末に敗れている。
《ラオニチ vs フェデラー 2015年ブリスベン国際決勝》
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