女子テニスツアーのパタヤ・タイ・オープン(タイ/パタヤ、ハード、賞金総額25万ドル、優勝賞金4万3千ドル)は10日、シングルス1回戦が行われ、
クルム伊達公子(日本)がラッキールーザーで出場を決めた世界ランク166位の
Y・ベイゲルジメール(ウクライナ)に7-5, 6-7 (6-8), 2-6の逆転で敗れ、2回戦進出とはならなかった。
この試合、クルム伊達はファーストサービスが入った時のポイント獲得率が38パーセントと低く、試合を通して6度のダブルフォルトを犯した。さらにベイゲルジメールに11度のブレークを許して2時間29分で敗れることとなった。
過去同大会でクルム伊達は、昨年1回戦で
G・ムグルサ(スペイン)を大接戦の末に下し、2回戦でT・マジェリク(スロベニア)に勝利して大会初のベスト8進出を決めた。準々決勝では
E・マカロバ(ロシア)に敗れて4強入りとはならなかった。
クルム伊達が同大会で初戦敗退となるのは2010年以来で、その後は4年連続で2回戦に進出していた。
先日行われた行われた全豪オープンでは、シングルス1回戦で予選勝者の
A・タチシュビリ(グルジア)に敗れ、大会最年長勝利を更新とはならなかった。試合後に行われた会見では、引退を考えたことを明かした。
《敗退のクルム伊達 涙の会見》今大会にクルム伊達は、
A・パノワ(ロシア)と組んで第2シードとしてダブルスに出場しており、1回戦で
A・アマンムラドワ(ウズベキスタン)/ ベイゲルジメール組を下して準々決勝進出を決めた。
《クルム伊達 2年ぶり優勝狙う》また、今大会には日本勢からは第4シードで
奈良くるみ(日本)、
土居美咲(日本)、予選勝ち上がりの
江口実沙(日本)が出場しており、奈良くるみと土居美咲はそれぞれ2回戦進出を決めたが、江口実沙は1回戦で第6シードの
J・ガイドソバ(オーストラリア)に3-6, 6-7 (1-7)のストレートで敗れ、2回戦進出を逃した。
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