男子テニスツアーのアピア国際シドニー男子(ニュージーランド/シドニー、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は17日、男子シングルス決勝が行われ、元世界ランク12位で予選勝ち上がりの
V・トロイキ(セルビア)が同じく予選勝ち上がりの
M・ククシュキン(カザフスタン)を6-2, 6-3のストレートで下し、復帰後初のタイトルでツアー2勝目をあげた。
両者は今回が3度目の対戦で、トロイキはククシュキンとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。
この試合、トロイキは試合を通して13度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に87パーセントと高い確率でポイントを獲得した。さらに、ククシュキンに第2セットで1度ブレークを許すも、5度のブレークチャンスから4度成功して1時間4分で優勝を決めた。
トロイキは今大会、予選を勝ち抜いて本戦に出場しており、本戦1回戦で第8シードの
M・クリザン(スロバキア)、2回戦で
P・アンドゥハル(スペイン)、準々決勝で
S・ボレッリ(イタリア)、準決勝で
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を下し、今回決勝でククシュキンに勝利してタイトルを獲得した。
現在世界ランク92位のトロイキは、2013年4月に行われたモンテカルロ・マスターズの際に血液検査を拒否したことが原因で、国際テニス連盟からその年の7月に18ヶ月の出場停止を命じられており、2014年7月に行われたクレディ・アグリコル・スイス・オープンで約1年ぶりにツアー復帰を果たした。
《ツアー復帰の記事はこちら》ツアーから離れていたトロイキは世界ランクを847位にまで落とすも、今では世界ランク92位に上げて19日から開催される全豪オープンにストレートインで出場を決めている。
一方、敗れた世界ランク66位のククシュキンは、1回戦で
D・イストミン(ウズベキスタン)、2回戦で第6シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、準々決勝では怪我から復帰を果たした元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に勝利し、準決勝で第5シードの
L・マイェール(アルゼンチン)を下して決勝戦に駒を進めるも、元世界ランク12位のトロイキにストレートで敗れて今季初優勝とはならなかった。
《デル=ポトロとの対戦記事はこちら》
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