男子テニスツアーのアピア国際シドニー男子(ニュージーランド/シドニー、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は16日、男子シングルス準決勝が行われ、元世界ランク12位で予選勝ち上がりの
V・トロイキ(セルビア)が
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-2, 6-4のストレートで下し、ツアー2勝目に王手をかけた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、トロイキは13本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に81パーセントと高い確率でポイントを獲得。ミュラーに1度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開した。さらに、7度のブレークチャンスから3度ブレークに成功して1時間3分で勝利をおさめた。
決勝でトロイキは、同じく予選勝ち上がりの
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。
元世界ランク12位のトロイキは、2013年4月に行われたモンテカルロ・マスターズの際に血液検査を拒否したことが原因で、国際テニス連盟からその年の7月に18ヶ月の出場停止を命じられた。
《トロイキ 出場停止の記事はこちら》その後、2014年7月に行われたクレディ・アグリコル・スイス・オープンに主催者推薦枠として約1年ぶりにツアー復帰したトロイキは、
D・ティエム(オーストリア)を下して復帰戦を白星で飾った。
復帰当時の世界ランクは847位だったが、徐々にランキングを上げていき、現在は92位にまでランクを上げ、19日から開催される全豪オープンにストレートインで出場を決めている。
トロイキと決勝で対戦する世界ランク66位のククシュキンは、今大会の本戦に予選を勝ち抜き出場しており、本戦1回戦では
D・イストミン(ウズベキスタン)、2回戦で第6シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、準々決勝で怪我から復帰した元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に勝利し、準決勝で第5シードの
L・マイェール(アルゼンチン)を下して決勝戦に駒を進めた。
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