ATP男子ツアー公式サイトにて10日、今季行われたATPツアーの中での今年1番の逆転劇が発表され、10月に行われたバレンシア・オープンの
A・マレー(英国)と
T・ロブレド(スペイン)の決勝が1位に選出された。
この試合でマレーは、第1セットをロブレドに先取され、第2セットのタイブレークでは2度のマッチポイントをロブレドに与え、2007年以来、5試合ぶりに敗れるかと思われたが、マレーが粘りセットオールへと並んだ。
勝敗を決める第3セットは両者譲らず再びタイブレークへともつれた。そのタイブレークでもロブレドに3度のマッチポイントを与えてしまうが、ここでもマレーが粘り、最後はマレーがバックハンドを決め、3時間20分に渡る激戦に終止符が打たれた。
マレーは試合を通して5度のマッチポイントをしのぎ、3-6, 7-6 (7-5), 7-6 (8-6)の接戦を制して優勝を飾った。
《マレー「信じられない試合」》また、3位に選出された試合は、10月に行われた
R・フェデラー(スイス)と
L・マイェール(アルゼンチン)との上海マスターズ2回戦で、フェデラーは5本のマッチポイントをしのぎ、敗戦目前の崖っぷちから勝利を手にした。
《フェデラー 最大の危機脱出》今年の逆転劇、第1位から第5位は以下通り。
【第1位】
バレンシア・オープン決勝
A・マレー vs. T・ロブレド
【第2位】
PBZザグレブ・インドア1回戦
B・ベッカー(ドイツ) vs.
J・ウタ-ガルング(オランダ)【第3位】
上海マスターズ2回戦
R・フェデラー vs. L・マイェール
【第4位】
BRDナスターゼ・ティリアク・トロフィー準々決勝
G・モンフィス(フランス) vs.
P・H・マチュー(フランス)【第5位】
チャイナ・オープン男子準々決勝
R・ナダル(スペイン) vs.
M・クリザン(スロバキア)
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