オフシーズンにアジアで初めて開催されるエキシビションであるインターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(IPTL)はフィリピンのマニラで行われ、30日、シンガポール・スラマーズに属する
S・ウィリアムズ(アメリカ)は、チームでの勝利を飾れはしなかったが、楽しい時間を過ごし第1節を終えた。
地元マニラ・マーヴェリックスと対戦したセリーナは女子シングルスで
K・フリッペンス(ベルギー)を6-3で下すも、
L・ヒューイット(オーストラリア)と組んだミックスダブルスでは
A・マレー(英国)とフリッペンスのペアに1-6で敗れるなど、19-27でチームの勝利を飾る事が出来なかった。
「簡単ではなかったけど、とても楽しむ事が出来た。チームでの戦いの雰囲気が大好き。例え負けてもまだ皆が前向きでいられるところがとても好きなの。」とセリーナは、12,000人で埋め尽くされた会場のモール・オブ アジア・アリーナでの試合後に気持ちを語っていた。
28日から始まったこのエキシビション・リーグでセリーナは、初日の28日と2日目の29日には試合を行わなかったが、30日にこのエキシビションのデビューを飾った。
アジア4都市をベースにした4チームによるリーグ戦で争うこのエキシビション。それぞれの試合は、男女シングルス、ミックスダブルス、男子ダブルス、レジェンド・シングルスの5試合をそれぞれ1セットマッチで行い、チームの総獲得ゲーム数で勝敗を争うもの。
試合に勝利したチームは4ポイントを獲得し、敗れたチームは試合の獲得ゲーム数が20ゲーム以上なら2ポイント、10ゲーム以上なら1ポイント、10ゲーム未満なら0ポイント獲得となり、4節を終え獲得ポイントが最も高いチームが優勝となる。
マニラ・マーヴェリックスの初勝利に貢献したマレーだが、残るシンガポール、ニューデリー、ドバイで行われる3節には出場の予定はない。
第1節の3試合全てで勝利を飾ったインディアン・エースズは、この節では所属している
R・フェデラー(スイス)や
P・サンプラス(アメリカ)を欠きつつも好成績を上げていた。
今後、登場する主なスター選手は、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
JW・ツォンガ(フランス)、
A・アガシ(アメリカ)、
G・イバニセビッチ(クロアチア)、
M・シャラポワ(ロシア)、
A・イバノビッチ(セルビア)など。
このエキシビションでは5-5になると通常のタイブレークは使用されず、5分間のシュートアウト方式(延長戦)が用いられている。
加えて“パワー・ポイント”と呼ばれるシステムも導入されている。それは、レシーバーがレシーブの前に宣告すると、次のポイントが2倍になると言うもの。その他、タイムを要求する事が出来たり、デュースはなくノーアドバンテージ(サドンデス方式)が取り入れられている。
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