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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は6日、男子シングルス準決勝が行われ、前年度覇者で第1シードのR・ナダル(スペイン)が昨年のウィンブルドン覇者で第7シードのA・マレー(英国)を迎え撃つ。
準々決勝でナダルは、去年の決勝で戦ったD・フェレール(スペイン)と再び対戦した。それまでは1セットも落とさず勝ち上がっていたナダルだが、フェレールに第1セットを奪われ今大会で初めてセットを落とした。
直近の両者の対戦では、同じクレーコートでフェレールが勝利を飾っており、この試合も勝利の女神はフェレールに微笑むかに思われた。しかしその後はナダルが終始試合の主導権を握り、逆転で勝利してベスト4進出を決めた。
「試合の序盤は、ダビド(フェレール)が自分より高い集中力でプレーしていた。フォアハンドで正確にボールが打てるようになり、主導権を握れるようになったと感じたんだ。」と試合を振り返った。
ナダルは風が強い中、最初の2セットでは28本ものミスを連発していたが、第3セットでは0本、第4セットでもわずか3本と安定したプレーを取り戻していた。
《ナダル勝利の記事はこちら》
この勝利により全仏オープンでの成績を64勝1敗にしたナダルは、史上最多勝利記録を更新した。唯一の敗戦は2009年の4回戦にR・ソデルリング(スウェーデン)に喫したものだった。
火曜日に28歳の誕生日を迎えたナダルは「試合が終わって状況をひっくり返す事が出来て満足している。何とか勝ち上がれたけれど、複雑な試合だった。」と、28歳になって最初の試合での勝利に気をよくしていた。
また、準決勝で対戦するマレーについては「マレーは世界最高の選手の1人で、大きな才能を持っている」と称えた。
「故障からのカムバックが難しいのは分かっている。だから彼が準決勝まで勝ち抜いてきたのは素晴らしい事だ。ベストなプレーが出来なければ、勝つチャンスはない。本当にタフな試合になると思うよ。」とコメントした。
両者の対戦は6月6日に行われ、日本時間20時に開始する第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第18シードのE・ガルビス(ラトビア)の試合後に組まれている。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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