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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)男子シングルス4回戦でR・フェデラー(スイス)を破る金星をあげ、準々決勝では第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)をストレートで下す快進撃をみせる第18シードのE・ガルビス(ラトビア)が、自身初グランドスラムのベスト4入りを決めた。
《ガルビス、初4強の記事はこちら》
裕福な家庭で育った25歳のガルビスは、これまでは勝利する事よりパーティーをしたり遊びにおもきを置く事が多く、当然テニスで成功を手にする事がなかった。しかし彼自身が最近は生活に変化があると語っていた。
「どうしてこんなに時間がかかったんだろう?間違った食事をしていたのかも知れない。正しい食生活を送っていなかった。」と、グルテンアレルギーのN・ジョコビッチ(セルビア)がグルテン・フリーの食事に変えてから結果が出始めたと自身の変化を明かしていた事を受けて冗談気味に語った。
また「自分の食事はたくさんのグルテンばかりだった。ケチャップが大好きだし、あまり体に良くない物が大好きなんだ。」とコメントした。
準決勝で対戦するジョコビッチとは同世代のため、10代の頃から親しい間柄。そのためこれまでもジョコビッチはガルビスにアドバイスをしてきていた。女性の事は考えずテニスだけに集中するようにと。しかし、ガルビスはなかなかそのアドバイスを聞き入れる事はなかった。
この日、第8シードのM・ラオニチ(カナダ)をストレートで退けたジョコビッチは「彼は常に人生における全てに夢中になってしまう人間なんだ。そしてその全てに両手を開いてエンジョイしようとする彼がそこにいるんだ。」とガルビスについてコメントしていた。
彼の変化は試合中の態度にも現れている。彼のこれまでの人生は、学校でもスポーツでも苦労がなかった。しかし今は、テニスで成功をおさめるには激しい練習が必要だと感じ始めていた。
「きっとバスケットボールやサッカーをやっていても良い選手になっていたと思う。そう感じるんだ。ただ自分がしているのはたまたまテニスだったと言うだけさ。お金の事を忘れて、女性の事も忘れる。心の中の癒しを求めているだけさ。」とテニスでの成功が幸せだと今は感じている事を明かしていた。
ガルビスとジョコビッチは過去に5度対戦しており、今回が6度目の対戦となる。対戦成績はガルビスから1勝4敗とジョコビッチにリードを許している。
直近の対戦は、2011年のBNPパリバ・オープン男子でストレートでガルビスは敗れている。また、2008年の全仏オープン準々決勝でも対戦しており、接戦となるもガルビスは勝利をあげることができなかった。
ガルビスが唯一ジョコビッチに1勝をあげたのは、2009年のブリスベン国際男子でその時はストレートで破っていた。
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