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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は、4日に行われた男子シングルス準々決勝で地元の声援をうけた第23シードのG・モンフィス(フランス)だったが、第5シードのA・マレー(英国)を前に4-6, 1-6, 6-4, 6-1, 0-6で敗れてフランス勢は姿を消した。
《モンフィス敗退の記事はこちら》
両者は今回が6度目の対戦となり、対戦成績は2勝4敗とモンフィスはマレーにさらにリードを許し、4年ぶりの対戦はマレーが勝利した。
この日は雨のため試合開始が大幅に遅れたが、2セットを奪われたモンフィスはそこから反撃。続く2セットを奪い返し、勝敗の行方はファイナルセットへと持ち込まれた。
そのファイナルセットが始まったのはすでに午後9時19分になっていたため、センターコートであるコート・フィリップ・シャトリエは暗くなり始めていた。
「正直な事を言うと、このコートには照明があったら良かった。今日中に試合を終わらせたかった。なぜなら、アンディ(マレー)は疲れが見えていたから。」と観客の応援を力に逆転劇を演じるかに見えたモンフィスは試合を振り返った。しかし現実は観客が落胆する結果となってしまった。
勝敗を決める第5セットはわずか21分で決着がついた。それまでの勢いはどこへ行ってしまったのか、モンフィスはミスを連発してしまい、1ゲームも奪えず敗退してしまった。
「一体何が起きてしまったのか自分でも分からない。あっと言う間に終わってしまった。」と語るモンフィスは、1983年のY・ノア(フランス)以来となる地元フランス人チャンピオンを目指したが、その夢は叶わなかった。
全仏オープンの会場であるローランギャロスは、移動式屋根と照明をセンターコートに設置する計画があり、2017年をめどに工事が行われる予定になっている。
モンフィスに勝利したマレーは、準決勝で第1シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する事が決まっている。
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