テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が第5シードの
D・フェレール(スペイン)を4-6, 6-4, 6-0, 6-1で下し、準決勝進出を果たした。
雨のため約3時間ほど遅れて始まった大会11日目、この試合は昨年の同大会決勝の再現となった。
ナダルはファーストサービスが入った時68パーセントの確率でポイントを獲得し、フェレールから9度のブレークに成功し2時間34分で勝利した。
今大会絶好調とまではいかないが、1セットも落とさず勝ち上がってきたナダルは、序盤から全力で立ち向かうフェレールに第4ゲーム先にブレークを許す。直後の第5ゲーム、4度目のブレークチャンスでブレークバックに成功する。
ナダルの決め球を返すフェレールは第10ゲームで再びブレークを許しフェレールが第1セットを先取する。
今大会、ナダルは初めてセットを落とすと共に、全仏オープンでフェレールと4度目の対戦にして初めてセットを奪われた。
第2セットも互角の戦いを見せたが、ナダルが1度のブレークチャンスからブレークに成功、フェレールにブレークを許さず競り勝ち6-4で追いつく。
その後は疲れの見えるフェレールに対しナダルの一方的展開となり勝利した。
両者は28度目の対戦となりナダルはフェレールに22勝6敗とし、全仏オープンでの対戦は4戦全勝とした。
今年4月に行われたモンテカルロ・マスターズでストレートで敗れたナダルは今回の対戦でしっかりリベンジした。
全仏オープン10度目の出場となるナダル、5年連続、9度目の優勝へ向けて準決勝進出を果たした。
勝利したナダルは準決勝で第7シードの
A・マレー(英国)と第23シードの地元
G・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。
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