テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、第23シードで地元期待の
G・モンフィス(フランス)は第7シードの
A・マレー(英国)に4-6, 1-6, 6-4, 6-1, 0-6のフルセットの末に敗れ、準決勝進出ならなかった。
雨のため約3時間ほど遅れて始まった大会11日目、雨が止んだ後は晴れたが強風の元、日没直前まで試合が行われた。
この試合モンフィスはマレーに7度のブレークを許し3時間15分で敗れた。
モンフィスは第1セット第2ゲームで早くもブレークを許し、ゲームカウント0-3とリードを許すも第4ゲームから3ゲーム連取し3-3と追いつくが、第10ゲームで再びブレークを許し第1セット先取される。
第2セットもマレーに2度のブレークを許し、5ゲーム連取され6-1と後が無くなる。
第3セット第1ゲームでモンフィスがサービスゲームをキープし会場が湧き上がる。その後両者サービスキープが続き第10ゲームでモンフィスが6度目のチャンスからブレークに成功し、一気に会場がモンフィスへの声援一色になる。
第4セットは第3ゲームからモンフィスが5ゲーム連取し、ファイナルセットに突入する。
日没順延まで1時間を切り、第5セット目が始まると再びマレーのペースとなり、素晴らしいロングラリーを見せ会場を沸かすが、モンフィスは1ゲームも取る事無く試合終了となった。
マレーとしては翌日に持ち越すことなく準決勝に備えることが出来た。
両者は6度目の対戦となりモンフィスはマレーに2勝4敗とし、4年ぶりの対戦はマレーが勝利した。
モンフィスは2008年以来の準決勝進出とならなかった。
また昨年は腰の怪我により欠場したマレーは2011年以来、2度目の準決勝進出となる。
勝利したマレーは準決勝で第5シードの
D・フェレール(スペイン)を4-6, 6-4, 6-0, 6-1で下した第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
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