テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)で11年連続となるベスト4進出を果たした第6シードの
R・フェデラー(スイス)が現在の心境と、コーチに迎え入れた元世界ランク1位の
S・エドバーグ(スウェーデン)について語った。
昨年は結果を出せなかったフェデラーは、以前インタビューで「今は失うものはない。だから、前よりも自由にプレーが出来る。過去はもう乗り越えた。絶対に正しい道を進んでいる。」と、話していた。
今大会のフェデラーはネットプレーを多く取り入れており、4回戦の
JW・ツォンガ(フランス)戦では、ネットに出た時に83パーセントの高い確率でポイントを獲得、準々決勝の
A・マレー(英国)戦では66回ネットに出たうち、49回ポイントに結びつけた。
大会前、フェデラーはコーチのエドバーグについて「特にボレーを伝授してもらいたい。」と、語っていた。
2001年のウィンブルドンで
P・サンプラス(アメリカ)をフルセットで破った時については「その時はサーブ&ボレーだった。もう13年も前。クレーコーターのように、後ろで構えていたわけではない。当時は、いつもネットに出ようとしていた。」と、フェデラー。
「けど、2003年にベースラインからでもトップ選手に勝てる事に気付いた。その後サーフェスがどこも遅くなった。ベースラインからのプレーが求められた。」
エドバーグは「彼(フェデラー)にアイデアやキッカケを与えたいと思っている。モチベーションが上がれば、テニスはもっと良くなるはず。そうすれば今年グランドスラムの優勝も可能だと思う。」と、フェデラーへ期待を寄せていた。
11年連続で4強入りを果たしたフェデラーは、準決勝では第1シードで世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)と対戦する。32歳のフェデラーは、ナダルとの対戦成績を10勝22敗としている。
これまでの全豪オープンでフェデラーは2004・2006・2007・2010年に優勝しており、今年は大会5度目のタイトル獲得を狙う。
(コメントはWOWOWから抜粋)■関連記事■
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