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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は22日、男子シングルス準々決勝が行われ、17度のグランドスラム優勝を誇る第6シードのR・フェデラー(スイス)が第4シードのA・マレー(英国)を6-3, 6-4, 6-7 (6-8), 6-3で下し、11年連続のベスト4進出を決めた。
第1・2セットを先取して勝利に王手をかけたフェデラーは、第3セットでもリードしゲームカウント5-4とサービング・フォー・マッチを迎えた。しかし第10ゲームでフェデラーは、この日初めてのブレークをマレーに許すと、このセットはタイブレークへともつれた。
そのタイブレークも5-2とリードしたフェデラーがそのままストレートで勝利をものにするかと思われた。しかし、そこからマレーに反撃され、続く7ポイント中6ポイントを落としたフェデラーは2度のマッチポイントを活かせず、セットカウント1-1とした。
その後、第4セットの第2ゲーム、マレーのサービスゲームでは、18分を超える接戦となり、フェデラーはブレークポイントを握りながらも、ブレークする事が出来ず、マレーの粘りに屈する。そして、第8ゲームでブレークに成功したフェデラーは、続く第9ゲーム、2度目のサービング・フォー・マッチを決めてゲームセット。
第4セットの序盤で何度ものチャンスを逃してしまったフェデラーは「落ち着いている事と、そんな事を忘れる事が大事だった。だって、そこまでは最高のプレーをしていたから。」と、苦しかった瞬間を振り返った。
フェデラーは昨年のオフシーズンから、6度のグランドスラム優勝を誇り元世界ランク1位のS・エドバーグ(スウェーデン)氏をコーチに招いており、今回の全豪オープンはエドバーグが見守る中で臨んでいる初めてのグランドスラムとなる。
エドバーグの指導により、フェデラー自身も自分のプレーが変わっている事を実感していた。
フェデラーは「守備的プレーから攻撃的なプレーへの移行が、以前のように上手く出来ている。今日の試合では、正しくそれを感じられた。かつての自分が戻ってきた。」と、力強く語った。
準決勝でフェデラーは、世界ランク1位で第1シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルはこの日、第22シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を3-6, 7-6 (7-3), 7-6 (9-7), 6-2の逆転で下し、2年ぶりの準決勝進出を果たした。
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