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男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/モントリオール、ハード)は7日、シングルス2回戦が行われ、ウィンブルドンでまさかの1回戦敗退を喫した第4シードのR・ナダル(スペイン)がその敗戦以来となる試合で、主催者推薦のJ・レヴィン(アメリカ)を6-2, 6-0と1時間12分の快勝で退けた。
最初の2ゲームで16分を要するなど、出だしこそ互角な打ち合いとなったこの試合は、1度リズムを掴んだナダルが世界ランク132位のレヴィンを圧倒した。完勝に見える試合だったが、ナダル自身は十分な手応えは感じていなかった。
「完璧なプレーではなかった。」とナダル。「良いプレーはしたかもしれないけど、今日の状態はとても難しいものだった。次の試合に臨めるような正しいプレーが出来たと言いたいね。」
ここ数年は右膝の怪我に悩まされているナダルは「今は大丈夫。あまり膝に苦しめられてはいないよ。ここ数日は、何も制限もなく練習も出来ているんだ。今はそれが1番大切な事さ。」と、現時点では問題がない事を明かした。
「7週間もテニスをしないでハードコートで大会をスタートさせる事は、体への負担は大きいもの。良いプレーを続ける事へ支障をきたさない事を願うよ。」
ナダルはウィンブルドンの初戦敗退は、グランドスラムで自身が初めて経験した1回戦負けだった。その後は故郷のスペインはマヨルカ島へ戻って家族や友人との時間を楽しんでいた。
「あの時はとても気落ちしていたわけではないんだ。家族や友人との時間も楽しむ事が出来た。マヨルカでの夏を楽しんだのさ。あの島は夏を過ごすにはとても良い場所だからね。」
ロジャース・カップ男子で過去2度の優勝を誇るナダルは、大会6度目の準々決勝進出をかけて第15シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)と3回戦を行う。ヤノヴィッツはこの日、主催者推薦のF・ダンチェビッチ(カナダ)を7-6 (7-5), 3-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
この日行われた試合は以下の通り。
○A・マレー(英国)(2) vs. ●M・グラノジェルス(スペイン), 6-4, 7-6
●F・フォニュイーニ(イタリア)(13) vs. ○E・ガルビス(ラトビア), 3-6, 6-1, 1-6
○V・ポスピシル(カナダ) vs. ●R・シュティエパネック(チェコ共和国), 6-2, 6-4
●S・ワウリンカ(スイス)(8) vs. ○B・ペール(フランス), 2-6, 6-7
○T・ベルディフ(チェコ共和国)(5) vs. ●A・ドルゴポロフ(ウクライナ), 6-3, 6-4
●F・ペリオ vs. ○D・イストミン(ウズベキスタン), 3-6, 6-3, 3-6
○R・ナダル(4) vs. ●J・レヴィン, 6-2, 6-0
●T・ハース(ドイツ)(10) vs. ○M・マトセビッチ(オーストラリア), 0-5 (途中棄権)
○J・ヤノヴィッツ(15) vs. ●F・ダンチェビッチ, 7-6, 3-6, 6-4
○N・ダビデンコ(ロシア) vs. ●P・アンドゥハル(スペイン), 6-1, 4-6, 6-3
○M・ラオニチ(カナダ)(11) vs. ●M・ヨージニ(ロシア), 6-4, 6-4
●D・フェレール(スペイン)(3) vs. ○A・ボゴモロフJR(ロシア), 2-6, 4-6
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(6) vs. ●I・ドディグ(クロアチア), 6-4, 4-6, 7-5
《ロジャーズ・カップ男子 対戦表》
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